【空き巣被害と鍵交換の落とし穴】〜現場で見つけた本当の原因と正しい防犯対策〜

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 本日、以前お電話で鍵交換のご予約をいただいたお客様より、店舗の裏口から空き巣に入られた形跡があるとのご連絡を受け、早朝に現場へ急行しました。
すでに警察にも通報済みとのことで、現場は緊張感に包まれていました。

現地に到着し、まずは裏口の鍵を確認。
ノブ式の鍵で、本キーは紛失されており、合鍵に記載された番号からiNAHO社製のノブであることが判明。
当初はよくあるインテグラル錠だと思い準備していましたが、実際にはユニロック錠が取り付けられていました。
お客様からはこれまで何度も鍵交換をしてきたとのお話がありましたが、内側が押しボタン式のままで、鍵での施錠・解錠ができない状態。
これが防犯上の大きなリスクとなっていたことが明らかになりました。

今回ご提案したのは、AGENT社のS-200DPというディンプルキータイプの高性能ノブ錠。
ディンプルキー5本付きで、内側の押しボタン式をツマミ式に変更し、外側からも鍵で確実に開け閉めできる仕様に。
防犯性と操作性を両立したモデルです。

しかし、交換作業中にさらに重大な問題が発覚しました。
それはドアの隙間が広すぎて、ロックがわずかにしかかからないという構造的な不具合。
つまり、鍵を閉めたつもりでも、実際にはロックがかかっていない状態だったのです。
この状態では、どれだけ高性能な鍵を取り付けても意味がありません。
過去に鍵交換を担当した業者がこの点に気づいていなかったことは非常に残念であり、防犯のプロとして見過ごせない事例です。

そこで今回は以下の対策を実施しました。
• 受け側のストライクにワッシャーを7枚重ねて底上げし、ロックがしっかりかかるよう調整
• 錠前に付属している折り返し式のガードプレートを設置し、隙間からの覗き込みや工具の差し込みを防止
 これにより、鍵が確実にかかる状態となり、視覚的にも隙間が見えないようになりました。
作業後にはお客様にすべての工程と原因をご説明し、なぜ何度も鍵を替えても裏口が開いていたのかが明確になり、大変ご安心いただけました。

【防犯のプロからのアドバイス】
鍵交換=防犯対策ではありません。
本当に大切なのは、現場の状況を正確に把握し、構造的な問題まで含めて対処することです。
今回のように、鍵そのものよりもドアの隙間や取り付け位置が原因でロックが機能していないケースは少なくありません。
防犯性能を最大限に発揮するためには、鍵の選定だけでなく、取り付け環境の確認と調整が不可欠です。

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🔸鍵の不具合や防犯に不安を感じたら、まずは現場確認から。
🔸何度も鍵を替えたのに不安が消えないそんな時こそ、構造的な原因を見つけ出すプロの目が必要です。
防犯対策は鍵を替えるだけでは不十分。 本当に安心できる環境をつくるために、現場主義で丁寧に対応いたします。