🔐【中古物件の鍵交換と動作改善について】

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中古物件をご購入されたお客様より、鍵交換のご依頼をいただきました。
取引先の不動産会社から数日前にお問い合わせがあり、事前にメールで玄関ドアの写真を確認したうえで作業内容を決定しました。

玄関にはメイン錠とは別に後付けの補助錠(KABA社リムロック)が設置されていましたが、補助錠の交換は高額になるため、今回はお客様とのお約束どおりメインシリンダーのみ交換する方針で進めることになりました。
写真を確認したところ、玄関には日中製作所 SEPA HDH(LAタイプ・ディンプルキー)が取り付けられており、以前の入居者様が一度交換されていた形跡がありました。
元々はMIWA社LAシリンダーが使用されていた物件と判断できます。

中古物件では、前の入居者様や関係者が合鍵を持っている可能性があるため、鍵交換は防犯上欠かせない重要な工程です。
今回の交換では、耐ピッキング性能・耐破壊性能に優れたKABA Ace 3237 CY(SV色)/鍵3本付きを採用しました。
作業自体は約15分ほどで完了し、スムーズに交換が完了しました。しかし、ここからが重要なポイントです。
交換後、施錠・解錠の動作確認を行ったところ、鍵を回す際に明らかな抵抗があり、かなり固い状態であることが判明しました。
新品のシリンダーでこの固さは不自然であり、原因はシリンダーではなく受け側(ストライク)の位置にあると判断しました。

受け側を確認すると、位置調整ができない固定タイプであることが分かりました。
固定式の場合、経年変化や建付けの微妙なズレによって噛み合わせが合わなくなることがあり、今回も前後方向にわずかなズレが生じていました。
その影響で、鍵の回転に大きな負荷がかかり、施錠・解錠が固くなっていたと考えられます。
そこで、受け側を上下逆に付け替えるという方法でストライク位置を前寄りに調整しました。
固定式でも上下を反転させることで位置が変わる構造のため、この方法が有効です。
調整後に再度動作確認を行うと、鍵の回転が驚くほどスムーズになり、気持ち良く施錠・解錠できる状態へ改善しました。
お客様にもこれで安心して使えますと大変喜んでいただけました。

中古物件の鍵交換は、防犯性を確保するための基本的な対策であると同時に、鍵の操作性を最適な状態に整えることも重要なポイントです。
シリンダー交換だけでなく、受け側の状態や建付けの微調整まで丁寧に確認することで、安心してお使いいただける環境を整えることができます。
これからも、確かな知識と経験に基づいた丁寧な作業で、安心して暮らせる住まいづくりを支えてまいります。
鍵交換や動作不良などでお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。