【施設ロッカー用キー230本の作成と最終調整について】

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3月8日より進めていた施設ロッカー用の鍵作成が、3月21日にすべて完了しました。
今回使用されていたブランクキーはF113先端に必ず窪みがある特殊形状で、さらにその窪みと重なるウェーブ部分は削り忘れが起こりやすく、作業時には細心の注意が求められる種類です。
加えてF113は厚みが薄く、バイスで挟むとガイドに干渉しやすい構造のため、通常の治具では安定するものの、片側に連続したウェーブ形状の鍵だけは挟んだ際に傾きが出るという特徴があります。
今回の230本の中にも、この片側連続ウェーブの鍵が複数含まれており、特に3本は通常の方法ではどうしても安定して固定できませんでした。

私は専用治具を使わない方針のため、自作の厚紙治具・アルミ治具・別の鍵を加工した治具を使い分け、一本一本の状態を確認しながら作業を進めています。
どうしても固定が難しい3本については、両面テープなどを併用し、治具内で動かないよう微調整を行いながら、無理な力をかけず慎重に削り上げました。
3月22日には、作成した230本すべてを車に積み込み、現場で最終確認を実施。
鍵穴に一本ずつ通し、動作を丁寧にチェックしました。
その中で、先端の窪みと重なるウェーブ部分にわずかな削り不足がある鍵を数本確認。
現場にてその場で微調整を行い、すべての鍵が問題なく使用できる状態に仕上げました。
ブランクキーを無駄にせず、すべて活かし切ることは職人として大切にしている部分であり、今回も全本数を無事に納品できたことに安堵しています。

最終調整を終えたのは3月22日17時30分。納期通りに引き渡しが完了し、お客様からも予定通り受け取れて助かりましたとのお言葉をいただきました。
大量作業であっても品質を落とさず、一本一本の確認を怠らないこと。その積み重ねが信頼につながると改めて実感した案件でした。
今後も、特殊キーや大量作成のご依頼に対しても、丁寧な作業と確実な品質でお応えしてまいります。