2025/08/04
本日は家庭用と業務用の中間的な構造を持つ金庫の開錠作業に対応いたしました。事前のヒアリングでは「レバー付き」との情報があり、業務用金庫を想定して現場に向かいましたが、実際にはプラス社製の縦型タイプで、サイズや素材・構造からも家庭用に近い印象。ただし、鍵穴とダイヤルに独自仕様が施されており、単なる家庭用とは異なる特殊なタイプでした。 このような金庫は流通量が少なく、既存の一般的な開錠手法が通用しないケースも多いため、事前の情報収集と現場での的確な判断力が求められます。今回も、過去の経験と知識を総動員しながら慎重に構造を見極めることで、無事に開錠へと至りました。 設置場所は納戸の奥まった暗所でしたが、ご家族の皆様のご協力により、明るく作業しやすい場所へと移動。さらに金庫を横向きに設置していただいたことで、内部構造の確認もスムーズに進めることができ、大変ありがたい環境でした。 作業日は日曜日ということもあり、ご親族の皆様が10名ほど現場に集まり、自然とギャラリーのような空気感に。注目されながらの作業には適度な緊張も伴いましたが、冷静に対応し、構造の分析を重ねつつ、丁寧に作業を進行。金庫の性質上、単純な力任せのアプローチは通用せず、繊細な操作と理解力が成功の鍵となりました。 金庫には多種多様なタイプが存在します。今回のように「家庭用とも業務用とも言い難い」特殊なモデルも増えており、対応には柔軟さと深い知識が必要不可欠です。事前情報が正確でない場合もありますが、だからこそ現場での対応力が真価を発揮します。 一件一件が異なる状況、異なる構造、異なる背景を持っており、その都度新しい学びがあります。こうした作業の積み重ねが、技術と経験を深めてくれるのだと改めて感じました。 今後も、どんな状況にも冷静に、誠実に対応することを心がけています。鍵や金庫に関するご相談は、安心・丁寧な対応を心がける当方までぜひご連絡ください。