2024/02/27
鍵の歴史は古く、世界で最も古い鍵はエジプト錠と呼ばれる木製の鍵で、紀元前2000年頃には存在していたといわれます。 それ以前は紐を複雑な結び目で結んで鍵の代わりとしていたそうです。 鍵は大切なものを守るために使われてきましたが、時代や地域によってさまざまな形や仕組みが発展してきました。 日本で最古の鍵とされるのは、7世紀中頃と推定される海老錠で、大阪府羽曳野市の野々上遺跡から出土したものです。 現代の主流の方式の錠前は19世紀に誕生したシリンダー錠で、筒を組み合わせた形状の錠前で、これに鍵を差し込み、回転させることで開閉するものです。 代表的なものにピンタンブラー錠があります。鍵は現在では生活するうえで必要不可欠な道具となっており、防犯性や安全性を確保する役割があります。